─ みんなで考える街と建築の未来 ─
MAS(Minato Architectural Seminar)は、港地域会の建築家による“どなたでも参加できる”開かれたセミナーです。
港地域会の建築家数名がパネリストとなり、街に対する思いや街を形成する要素としての建築の可能性について、複数の建築家がテーマに沿ってお話しいたします。
街づくりと建築の未来について、参加された人たちの暮らしや環境に対する問題意識と建築を結びつけ、皆で多様な視点で議論し考える交流の場を兼ねたセミナーとなっております。
『子どもの教育に取り組んでいて、未来について考える事がある』
『住んでいる街の文化や歴史に興味がある』
『コミュニティとなる場づくりをしている』
『地域の組み合いに参加していて、今後の取り組み方に悩みがある』
『自分の住んでいる街に愛着があるが、どう行動して良いか分からない』
『これからの社会、街について教養を高めていきたい』
という方には、是非参加してみていただきたいセミナーとなっております。
建築そのものに大きな興味が無くても、絵画などの美術や文化を楽しむように、新たな視点で建築という文化を知り、ご自身の知識・教養を高めていただけるキッカケになるではないでしょうか。
まずはお気軽に参加ください。
Aiの利用が、日常生活の中に当たり前に入り込んでくる時代を前に、私達は何を考え、また何を次の世 代の若い人達に伝えて行く必要があるのか。建築家の思考が、その助けになり得るのではないか・ MASセミナーの席で皆さんと議論したいと思います。
現在の教育現場では、言語化・数値化と言ったことが散々に叫ばれ、人間の思考にとっては最も重要で あると叩き込まれます。しかし、その裏で人間にとって大切な別の何かが、見失われて来て仕舞って居る のではないだろうか。本当に美しいもの、本当に感動するものの前では人は言葉を失い、また必要とし ません。言葉や数字には置き換えられない、本当に大切な何かを感じ取る感性や勘と言ったものを磨く ことが、今の教育の中で十分に出来て居るのか?? 今日のAiが導き出せる結果は、所詮コンピュータ上で演算可能な言語化/数値化できる領域に限られ ます。そう言ったもの以上の何かを掴み取れる能力こそ、これからの”人間”には必要になって来ると、 私は考えます。(武田有左)
© JIA 日本建築家協会 関東甲信越支部 港地域会